キャリアの選択の悩みと、最近読んだCal Newportの本 (20th October, 2022)
個人の体験談をいくら集めても、個人の体験談がどれもどれも対立している場合はどうしたらいいのだろう?
近頃、このことに関して述べたCal Newportのとある本を読んだ。So Good They Can't Ignore You: Why Skills Trump Passion in the Quest for Work You Love.
というものだ。最近、諸事情によりキャリアについて考え直す必要がある出来事があった。この手のイベントが起きると睡眠が浅くなることが、身につけているスマートバンドの睡眠データからも推察できるし、日中の気分にも影響する。まずは、最近自分が感じたことを述べる。その後、本書が与えてくれた視点について述べる。
キャリアの選択に関して個人的に感じること
キャリアというものには正解がないし、正解を求めること自体が正しいのかさえ分からない。一般に人間の一生はイテレートできないので、目の前に選択肢がある場合、選んだ選択肢を正解にするしかない、というアイデアはよく聞く話である。また、「一般論」からするとなんとなく正しそうな選択は導けそうに思えることがあるが、人間というのは非常にバイアスにまみれた存在であり、人の意見は慎重に聞く必要性を感じる。ある立場の人は特定の選択を強く支持し、一方で違う集団は全く別の意見を持っているというのは、キャリアに関しても当てはまると最近強く感じる。特に人間の思考回路には、自分の歩んできた道を肯定化するような仕組みがあるので、いい側面が強調される一方で、見過ごされがちだが大事な側面が見落とされることもある。キャリアについては誰もが悩んでいるのかもしれないが、その過程は表に出ないのでブラックボックスだ。だからこそ、特定の選択をした人で、それに関する見過ごされがちだけれど大事な側面を包み隠さず話してくれる人の存在はありがたい。
しかし、個人の体験談をいくら集めても、個人の体験談がどれもどれも対立している場合はどうしたらいいのだろう?
Cal Newportのアイデア
自分のやりたい(と思っていること)と、現実でやれることにミスマッチを感じることが人生でよく起きるのではないか、と考えるようになってきた。そのミスマッチ自体は一旦置いておいて、現在のやっていることをうまくやり、経験を積み、その過程で隣接するチャンスを戦略的につかんでいく、という考え方は、本書でCal Newportの提唱するメッセージのようだ。
これについて色々感じたことがあるのだが、今ドイツは2022年10月19日の夜11:20であり、いつもは寝ている時間だ。そろそろ眠気がきたので、一旦寝ることとする。また加筆します。
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